カメラにはモードダイアルが付いていて英字でM,S,A,P,AUTO,SCNなどと記されています。Aは絞り優先モードでレンズの絞りを自分で決めてシャッタースピード、ISO感度はカメラに決めてもらう撮影方法。
被写体をボカすか、くっきり写すかでレンズの絞り(カメラのセンサーに光を取り込む量)を調整して写真の仕上がりに変化を付けれるモード。
使用するレンズによって絞り値は違い絞れる幅が変わります。ピントの合う範囲を「被写界深度」といい絞りの数値が大きくなるとピントの合う範囲が広くなり「被写界深度が深い」といい絞りの数値が小さくなるとピントの合う範囲が狭くなり「被写界深度が浅い」といいます。
範囲が広いと近くから遠くまでピントが合っていて、範囲が狭いと手前や背景がボケた状態になります。
屋外で晴天の場合において開放f値の明るいレンズでは光が入りすぎて写真が露出オーバーになりシャッターが切れない事もあります。そのような場合は絞り値を大きくし取り込む光を調整して適正露出で撮影しましょう。
絞り優先モードではISO感度を固定して、絞り値を手動で変更すると、カメラがシャッタースピードを自動的に変化させて、明るさを一定に保ちます。
背景をボカし主題を際立たせたいならレンズの絞り値を小さくして主題と背景の距離を開けると背景がボケて主題が引き立つ写真が写せます。
逆に全体にピントが合った写真を写したいなら絞り値を大きくしてピントの範囲を広くして撮影するとくっきりとした写真が写せます。
絞り値を大きくすると取り込む光も少ないのでシャッタスピードが遅くなり手振れがしやすくなるのでシャッタースピードを確認してから撮影しましょう。
手振れのしない絞り値にするかISO感度を上げてからの撮影かISOオートで感度を上げての撮影が良いでしょう。



絞り値を変えて撮影すると絞り値(f値)が大きくなるにしたがって後ろのボケがくっきりと見えるようになる。
・ 絞り値(f値)はレンズによって異なる
・ 絞り値(f値)は自分で決める
・ シャッタースピードはカメラが決めてくれる
・ 絞り優先モード(A,AV)+ISO感度オートなら失敗が少ない