CPU,「Intel」と「AMD」(インテルとエーエムディー)
CPU
CPUはパソコンの頭脳です性能が高いのはコアの数が多い、「Inte.インテル」では
Core iシリーズで2コア~8コアになっています。
「AMD.エーエムディー」はRyzen(ライゼン)シリーズ、2017年以降になります。Ryzenシリーズの前は、FXシリーズなどがあります。Athlonは低価格帯のCPUとしてリリースされています。なお Athlonという名前は、かなり以前のCPUでも使われていましたが、性能は別になります。
現在のIntelのCore iシリーズとAMDのRyzenシリーズはこのように段階的に グレードに分かれています。

Core iシリーズ(コア)
- Core i9
- Core i7
- Core i5
- Core i3
Ryzenシリーズ(ライゼン)
- Ryzen 9
- Ryzen 7
- Ryzen 5
- Ryzen 3
- Athlon

CPUの型番は数字が並んでいて何がなんだか分かりません。
Corei7-1065UとかCore i7-1070 3.80GHzとか見たところでチンプンカンプンだ、数字が大きければいいというのでもなくアルファベット表記も加わりさらにこんがらがってしまう。
ノートパソコンとディスクトップパソコンの表記も違うのでとても難解です。PC選びでは自分の必要な能力のCPUを選ぶことが大切です。うっかり家電売り場の激安パソコンを買ってしまうと後で後悔するので、少しは分かるようにIntel製AMD製CPUの型番の見方を説明します。
Corei7-10700KF 3.8Ghz
Corei7 | 10700 | KF | 3.8Ghz |
数字が大きい方が高性能 | 数字が大きい方が新しい | シリーズ | クロック数 |
CoreiXと表記されていると数字の大きい方が高性能。続く数字(10700の10が世代700が性能) も大きい方が世代も新しく高性能。末尾のアルファベットはCPUの種類、ここの表記は(なし)(K)(F)(KF)(X)(XE)(S)(T)(C)(R)(P)(G)(M)(U)(H)(HK)(G7.G4.G1)があります。
デスクトップパソコンCPUの種類
無印 | 通常版 |
K | オーバークロック可能モデル |
F | 内蔵グラフィック機能なし |
KF | KとFの統合版オーバークロック出来る |
XE | 超高性能 超高価格 |
X | 高性能 高価格 |
S | 省電力モデル 性能が低く低消費電力 |
T | 超省電力モデル Sよりさらに低性能で低消費電力 |
ノートパソコン・モバイルCPUの種類
G@ | ノートパソコン向けの新しいCPUでグラフィック強化版 G7,G4,G1となる |
M | モバイル用で低消費電力、低性能 |
U | 超消費電力 |
H | グラフィック強化版 高価格 |
HK | 高性能ノート向け オーバークロック出来る |
これに各CPUのコア数とクロック周波数が組み合わさって、ますます難解になっていきます。クロック周波数は以前より重要ではなく、世代やコア数やカテゴリー、CPUの構造が性能を決めています。(クロック周波数は一秒間にどれだけ計算できるかを表しています。1GHzは10億回/1秒間。)
ここに記載しているCPUでもCore i5以上のクラスがお勧めで、コア数は4コアで十分で動画編集などCPUに負荷がかかる作業をするならCorei7以上の8コアをお勧めします。この下のクラスは処理能力が遅いCPUです、店頭で安くても選んではいけません。CPUの後ろのアルファベットがM、U、T、S、お勧めしません。起動が遅い、処理が遅い、動きが遅いなど買うともれなくイライラするでしょう。最適なのは最新モデルですけど、型落ちでもコア数が多くクロック周波数の高いものは今でも十分でつかえるので中古も視野にいれるとCore i7、Corei5の4コア2.5Ghz以上なら不満なく使えるでしょう。
グラフィック機能はノートパソコンなら通常搭載していてゲームに特化したパソコンでグラフィック機能を高性能な物に変えていたり、CPUに搭載して強化したパソコンを販売しています。ディスクトップパソコンもだいたい同じですが動画編集に使うパソコンは別途にグラフィックボードなるパーツを付けて処理速度を上げて高性能にしています。一般用途ならあまり必要ではなく家電売り場のパソコンコーナーでもあまり見ない商品かと思います。
AMD CPUの種類 |
Ryzen Threadripper | 超高性能 高価格 IntelCorei9に相当 |
Ryzen7 | Intel Corei7に相当 |
Ryzen5 | Intel Corei5に相当 |
Ryzen3 | Intel Corei3に相当 |
Ryzen7 1800X
Ryzen7 | 1800 | X |
数字が大きい方が高性能 | 世代とクラス | シリーズ |
Intelと同じように数字が大きくなるほど高性能、Ryzen7xxxxの4桁の初めの数字は世代で続く数字は特徴で7、8、9ハイエンド、4、5、6ハイパフォーマンス、00は型番。
その後に続くアルファベットは
なし | スタンダード |
X:XFR+ | ハイパフォーマンス |
G | 高性能グラフィック搭載 |
TS | 省電力+強化版グラフィック搭載 |
T | 省電力 |
Ryzenシリーズの魅力は、複数のアプリケーションを同時に動作させる「マルチタスク処理」に長けている点です。一般的に、CPUはコア数が増えるほど、処理スピードが向上します。(Intelではハイパースレッディング、ターボテクノロジーで処理速度が上がります。)
最上級モデルの「Ryzen 9 9900K」には12個のコアが入っており、同時進行で複数のタスク処理が可能です。高性能で低価格、Intel搭載パソコンと比較しても高コスパなので悩むとこです。
高性能パソコンは高価格、自分の使いたい作業に応じたクラスのパソコンも良く分からない、ならIntel、AMDの3シリーズか5シリーズを選び高性能パソコンを求めるならCorei7以上を選ぶのが良いでしょう。低価格シリーズはネット閲覧や事務作業用と思っていいです。さらに言えばデスクトップパソコンでも薄型のWindowsパソコンはCPUにモバイル用(同じCorei7 でもモバイル用はディスクトップ用より性能が落ちる)を使用していたりするのでかなりややこしい。パソコンは見た目や触り語心地、携帯性も重要ですけど家電売り場やネットで探すときには、まずはCPUの種類を見て自分が使いたい性能があるか確認して買えばいいと思います。高性能パソコンはショップやネットのBTOが良いと思います。