
2017年にNikonD610 に付けてポートレート、スナップ写真などを撮って楽しんでいました。
標準レンズとされる50㎜より少し大きく望遠でもない微妙な画角
F値は明るくf1.4と大口径なのに重くない
50㎜レンズの重量プラスちょっと重いくらいで長さも50㎜レンズとたいして変わらない
一眼レフデジタルカメラに付ける分には丁度いい大きさで取り回しもいい。
このレンズの魅力はf1.4開放で写した時のボケ感でオートフォーカスを信用してシャッターを切れば
狙った箇所はきっちりと写りそれ以外はなだらかにヌルっとした感じにボケて、ボカす描写の好きなカメラマンには堪らない
遠景では開放でも絞ってもきっちりと写り風景においても狙った箇所の前後のボケやキレ、
色合いなど含めて抜け目のないレンズの様に感じていました。
ポートレートではバストアップ以上の撮影においては背景も含めてなんとも言いようのないボケやヌルっと感がでます
しかし全身を写すときには背景と人の位置などを考慮しないとただのスナップ写真っぽく写るので
気をつけないと撮った後にガッカリするかもしれません。
レンズの開放f値が明るいので夜の街のスナップ写真や町明かりを利用したポートレート撮影では威力を発揮するでしょう。
そのころ何処かの写真教室で夜の銀座、スナップ写真を撮ろうみたいな企画があって参加した覚えがあり
NikonD850を貸し出してくれて、レンズも揃っていて貸してくれました。
一時間余りⅮ850と58㎜を手に持って銀座の街をウロウロしてスナップ写真を撮ってみると
あんがいD850とこのレンズの組み合わせは軽く取り回しは良かったですね。
夜の銀座はネオンなどで結構明るくISO感度も上げなくてもそこそこ写るのでf1.4開放でのボケを演出するのはスナップ写真では
あの時はあまり上手くできませんでした。
ボケやヌルっと感を上手に演出する写し方ならこのレンズの美味しいところを使えるのかとも思いました。
機会があればもう一度Nikonの一眼レフデジタルカメラに付けていろいろと撮影してみたいレンズです。

花を寄って撮って見ました。花弁の前後のボケがなだらかでヌルっと感があります。

タンポポの綿毛の前後のなだらかなボケ

標準レンズの画角に近いので割と歪まない、ボケばかりではなく陶器もきっちりと写りシャープ

建物の近接スナップ写真は奥の暗い箇所も綺麗
あまり距離を置かないポートレート撮影で雰囲気優先で夜のしなやかさや妖艶さを演出するには
良いレンズだと思いました。